
mixi
mixi(ミクシィ)は、株式会社ミクシィが運営する日本の草分け的なソーシャルネットワーキングサービスで。
概要
インターネット上で知り合った人や、身近な友人を登録して日記を投稿しながら近況を知らせたり、コミュと呼ばれるグループに参加して同じ興味・関心のある人と親睦を深めることができる。こうした利便性が人気を集め、2006年にはサービス名が流行語大賞に選ばれるほどにまで広く知れ渡った。企業も相次いで参入して、mixi内で自社のプロモーション活動に力を入れていた。
しかし、海外で生まれたソーシャルメディアが日本でサービス展開を始めるとユーザーを奪われ、コミュニケーションの場がしだいに衰退していくようになった。その結果、事業基盤である広告収入が激減し、創業者が経営トップから退く事態にまで至っている。
現在は、ユーザー同士でプレイできるゲームサービスに力を入れて巻き返しを図っているほか、新たなサービスの提供を推し進めている。
mixiゲーム
ミクシィは2008年秋、グーグルが提唱するOpenSocial規格に則り、「mixi Platform」を開放していく方針を公表。2009年8月よりデベロッパーがmixiのソーシャルグラフを用いたアプリケーションを公開できるmixiアプリのサービスをPCで開始した。10月からはフィーチャーフォン向けにも開始した。
中国のRekooが開発した『サンシャイン牧場』は500万人を超えるユーザーを獲得。ソーシャルゲームとして日本で最初のヒット作品となり、社会現象となった。
しかしその後はPC中心ということもあって、フィーチャーフォンを中心に、オープン化で追随したMobageやGREEにユーザー数やヒット作品の数で差を付けられるようになっていった。
2011年11月にはmixiアプリの中からゲームのみを集約した「mixiゲーム」のサービスを開始。2012年11月にはディー・エヌ・エーと業務提携を発表し、スマートフォン版mixiゲームの開発基盤をMobageと共通化することを発表。2013年4月に公開した。