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Papers, Please

Papers, Please

Papers, Please

『Papers, Please』は、Ratloop, Inc開発の入国審査を行うシミュレーションゲーム。

概要

「おめでとう。10月度勤労抽選により貴方を入国審査官に命ずる。即時配属のため、至急グレスティン国境検問所の入国管理省に赴くように。貴方とその家族には、東グレスティンの8等級の住居が割り当てられる。アルストツカに栄光あれ。」

この文書がプレイヤーに届き、ここから共産主義国のアルストツカの入国審査官として、日々めまぐるしく変化していく入国ルールに対応しながら、自分の家族を養っていくゲーム。隣国のコレチカとの戦争が終わり、世界情勢が大きく揺れ動く時代の入国審査官を務めるため、2日続けて同じルールで入国を許可出来ることはほとんどない。また、歩合制の雀の涙ほどの給料で家族全員を養っていかなければならないため、時には家族を見捨てなければならないこともある。そしてこういった職業には付いて離れない「賄賂」と「仲間」の存在。彼らを上手く使いつつ、プレイヤーは国のために尽くすのか、国外へ脱出するのか、もしくは国に捕まるのか、といった数あるエンディングのうちの1つを選ぶことになる。必ずしもクリーンなままではエンディングが見られないのも本作の特徴で、高官や様々な登場人物が、あらゆる方法でプレイヤーを目を逃れたり、通してもらおうとしてくる人間模様も見ることが出来る。

また、後半はテロリストなども登場し、プレイヤーは入国審査だけでなく、強行突破してきたテロリストを射殺したりする必要もあり、単にスタンプを押しているだけでは生きていけないのである。共産主義国は大変だ。

偽造だらけの書類

このゲームで審査しなければならない人々のほとんどが、何らかの偽造の書類を持っていると言っても過言ではない程に、偽造だらけの書類で入国審査をパスしようとしてくる。しかしプレイヤーは一律でNOを突きつけることは不可能で「どの部分がここと異なるから入国拒否」と指定をしたり、体重を確認して、記載の体重と異なればX線写真の撮影をして密輸入の確認をしたりと、後半になればなるほど、その指摘に時間がかかってしまい、給料が減り、家族を養うことがどんどんと難しくなっていく。多くのプレイヤーはそういった困難を少しでも楽にするため、ゲーム中のルールブックをスクリーンショットで保存し、加工した上でプリンターで印刷し、カンペとして利用しているが、それでも時間は足りないままだ。

アルストツカに栄光あれ

冒頭に送られてくる文章から、国に逮捕される際の文章にまで使用されている「アルストツカに栄光あれ」は、あまりのインパクトにプレイヤーの間では大ブームとなった。国から送られてくる通達の全ての末尾に「アルストツカに栄光あれ」と書かれているため、ゲーム中では非常に見る頻度が高くなっているが、実際に入国審査官をしているプレイヤーにとっては、ブラック企業を超えた激務にも関わらず、薄給すぎるアルストツカに栄光は全く見えないのは事実である。

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