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IGN Entertainment

IGN Entertainment

IGN Entertainmentは米国の大手メディア企業である。

概要

ゲームメディアのIGN.comが主力で、それ以外にも複数のゲームメディアを運営するほか、男性向けメディアとしてAskMen.comを運営している。出版社のジフ・デービス傘下企業である。

歴史

IGNの創始者はオックスフォード大学の卒業生のクリス・アンダーソン氏。同氏は1985年にFuture Publishingという出版社を立ち上げ、ニッチ市場向けの雑誌を創刊した。後にはコンピューターの分野にも参入した。

しかしアンダーソン氏は数年後に同社を去り、GP Publicationsというゲーム雑誌を発行する企業を買収し(GPはGame Playerの意味である)、同社の拠点を英国からサンフランシスコに移すと共にImagine Mediaと社名を変更した。これがIGNのスタートである。

1996年には「PC Gamer」「Next Generation」「CD-ROM Today」といった雑誌を創刊し、急速に拡大。同時期はElectronic Gaming MonthlyGame Informerなどメジャーなゲーム雑誌が次々に登場していった時期だが、Imagine Mediaは雑誌だけでなく、普及を始めたインターネットにも着目、非常に初期から投資を行っていった。

Imagine Games Networkという統一のブランドの元、サイトは対象となるゲーム機ごとに独立して運営が行われた。N64.com、PSX Power、Saturnworldという任天堂、ソニー、セガを専門に取り扱うメディアが誕生した。1997年3月のことである。

特にN64.comの成長は著しかった。任天堂の公式サイトよりもユーザーに重宝され、公式サイトだと誤解されることも多かったよう。ドメイン名に対するルールは現在よりも緩い時代だったが、任天堂オブアメリカはこれを問題視。本社で行われた話し合いで、名称を変更し、IGN64.comに、ドメイン名をhttp://ign64.ign.comとすることが決定した。ign.comのドメイン名が採用されたのはこれが初である。

1999年2月にはオンライン部門がスピンオフし、Snowball.comという社名となった。同社はドットコムバブルに乗り、複数社から資金調達。さらに翌年3月にはNASDAQに上場に7500万ドルを調達した。未来はバラ色と思われましたが直後にドットコムバブルが弾け、広告収益は低迷。9月と年明けには計150名のレイオフを実施することに。収益強化策として同時期にはIGN Insiderという有料会員モデルも導入された。

2002年には社名をIGN Entertainmentに変更。翌年にはGreat Hill Partnersの元で株式の非公開化を行い再編を進めることとなった。資本力を背景に大手メディアのVoodoo Extreme、TeamXbox、Rotten Tomatoes、3D Gamers、AskMen.comなどを買収。ゲーム以外の男性向けメディアも手がけていった。更にゲーム配信サービスのDirect2Driveも立ち上げた。

2005年にはニューズ・コーポレーションが6億5000万ドルで買収。同社のFox Interactive Mediaの一部門として、国際化を推進。英国やオーストラリアでもサイトを立ち上げた。国際化はこの後も進められていて、現地企業と提携してドイツ版や中東版、アジア版も立ち上がっている。

2010年頃からは競合の増加もあり不調が伝えられるようになっていった。2011年には競合ゲームサイトの1UP.comやUGO.comを買収する一方、配信サービスのDirect2Driveを売却。翌年にはTeamXbox、Voodoo Extreme、GameSpyを閉鎖した。

ニューズ傘下では必ずしも上手く行ったとは言えず、2013年にニューズは撤退。ジフ・デービスによって買収された。売却額は1億ドルほどで、ニューズは5億ドル以上の損失があったものと考えられる。

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