あらゆるゲーム用語を網羅する "ゲーム大辞典 - GameLEXICON - "
ドリームキャスト

ドリームキャスト

ドリームキャスト(Dreamcast)は1998年11月27日に発売された家庭用ゲームハードである。発売元はセガ・エンタープライゼス(現在は株式会社セガ)。発売時の国内価格は29,900円である。セガサターンの後継機として開発された。ドリームキャストの意味は「dream(夢)」と「broadcast(広く伝える)」を掛け合わせた造語である。ユーザーには「ドリキャス」「DC」などの略称で呼ばれる。開発中「KATANA」というコードネームで呼ばれていた。これは刀ではなく、大阪便の「勝たな」からきている。

ハードの評価

ドリームキャストの最大の特徴はインターネット通信用のアナログモデムを搭載した事である。これによりインターネットを利用してオンラインマルチプレイが楽しめ、さらにWebサイトを閲覧することが可能になった。特に『ファンタシースターオンライン』と『電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム』のオンラインマルチプレイはユーザーから高い評価を得る事となった。ハード専用タイトルではインパクトのある作品が続々登場し、『シェンムー』や『シーマン~禁断のペット~』や『ROOMMANIA#203』など評判が良い作品が多かった。

ハードのデザイン面では、コントローラに拡張スロットがあり、周辺機器やセーブデータを入れる「ビジュアルメモリ(Visual Memory)」を装着できるようになっている。この「ビジュアルメモリ(Visual Memory)」は液晶画面と操作ボタンが付き、スピーカーも搭載しているため、ミニゲームをダウンロードして、コントローラから取り外し、単体で遊べる事が出来る斬新なものであった。このように非常に多機能なコントローラではあるものの操作性の評価は思わしくなかった。特に十字キーの形状は最も不評で、プレイ中に指を滑らせて十字キーの角に当たってしまい、激痛を訴えるユーザーもいた。

ソフトウェアの面ではWindows CEのカスタマイズ版がOSで、Direct Xに対応し、開発ツールもWindowsベースであったためゲームの開発環境は他社と比較して充実していた。これらはマイクロソフト本社およびマイクロソフト日本法人と共同開発したため、それを根拠に「Xbox」こそドリームキャストの後継機と主張するユーザーもいる。

撤退

ソニーのPlayStation 2とのシェア争いに敗北し、挽回を図るため1999年6月24日に定価を29,900円から19,900円へ値下げを実行する。生産時のコストダウンを図っていないため、一台につき一万円の赤字を出した決死の覚悟であったが、敗北を覆すことは出来なかった。そして、2001年1月にセガはドリームキャストを含む家庭用ゲーム機の製造とプラットフォームからの撤退を発表し、コンピュータゲームの開発・販売に専念することになった。当時、大川功が850億円を寄付し、セガの赤字を補填するニュースは各業界で話題になった。

プロモーション

セガサターンに続き、ドリームキャストでも印象が強いCMが多く出しており、特に「湯川専務シリーズ」は有名で、ドリームキャストを自虐したCMが話題になった。ちなみに、湯川英一は実際のセガ・エンタープライゼスの専務であり、CMに登場するセガ関係者も実際の役員などが出演している。

補足

  • ドリームキャスト本体はリセットボタンが搭載されていない。XYAB同時押し+スタートボタンでゲームの強制リセットする。
  • ビジュアルメモリが電池切れを起こしたままドリームキャストを起動させると「ピーーーー!」という音が鳴る。ユーザーなら誰もが最初に思い浮かぶハードの思い出である。
  • セガサターンではゲーム機本体にセーブデータを保存できたが、後継機のドリームキャストではビジュアルメモリのみでしか保存できないため一部のユーザーに不評を買った。
  • ドリームキャストの撤退を機に、ゲーマーをやめてしまうセガファンも現れた。

代表作

  • シェンムー
  • シェンムーII
  • シーマン~禁断のペット~
  • ROOMMANIA#203
  • ソニックアドベンチャー
  • サクラ大戦3~巴里は燃えているか~
  • バイオハザード コード:ベロニカ
  • セガラリー2
  • ファンタシースター オンライン
  • 電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム
  • パワーストーン
  • 機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…
  • CRAZY TAXI
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

外部リンク

関連商品

Page TOPへ