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デバッグ

デバッグ

デバッグ(debug)とは、主にコンピュータゲーム開発の過程において、発売後のゲームプレイ時に起こり得る進行不能や操作不能などのバグ(欠陥、誤作動)を未然に想定・調査し、ゲームソフトの仕様通りに動作・進行するよう修正を加える作業のことである。

大部分のバグは、ゲームプレイ時にプレイヤーの意図した操作通りの処理が行われるよう命令を与えるプログラムの工程で発生しやすいため、デバッグにはプログラミング関連のスキルも必要となる。熟練したプログラミング技能を持った人であれば、どこでどのような状況でそのバグが発生しやすいかを把握でき、デバッグ作業をスムーズに進行できることもある。

しかし、プログラムは場合によっては連続的に結合し合い複雑になっていることも多く、一つのバグを修正・変更すると別の場所のプログラムでバグが生じてしまうこともあるため、時にデバッグが困難となり作業に支障を及ぼしてしまう。また、プレイヤーの意図とは言うものの、実際に発売してからプレイヤーが想定した通りの操作を行うとは限らず、一般のゲームプレイヤーによって初めて発見されたバグも数多く存在する。

近年のコンピュータゲームおよびハードウェアにはネットワーク機能を搭載したものが多く出回っており、バグが発生してしまった場合にはネットワークを介してその箇所を修正したプログラムデータ(多くはゲームをより効率良く進行させることやシステムの向上を目的とした更新データも含まれる)をアップデートすることができるが、それにより本来見積もった時よりもゲームデータの容量がかさんでしまうという問題もある。

デバッグの工程

デバッグ作業は対象のコンピュータゲームによって様々な工程があるが、基本的にデバッグは専門スタッフが実際にそのゲームソフトを最初から最後までテストプレイすることから始められる。

  1. まずはテストプレイ時に発生したバグの存在を確認し、どこでそのバグが発生しているかを把握しなければならない。また、そのバグが周辺のデータなどに与える影響も認識する必要もある。

  2. そのバグがプログラム上でどこからどこまでの箇所で発生しているかを判別し、そのバグの発生源が周辺の正常なプログラムで2次的なバグを引き起こさないように一度分離する。最も作業が困難であり時間を要する工程である。

  3. そのバグがどのような状況・理由で発生したかを追究し特定する。この時、そのバグの発生原因が別のプログラムの誤作動であるならば、そのプログラムが誤作動する原因も特定する必要があるなどさらに複雑となることが多い。この工程ではプログラミング技術が最も要される。

  4. 特定したバグの発生源に適切な修正を加える。この工程では、既存のバグを修正すると別のバグが新たに生じるケースが多く、プログラムだけではなくゲームシステム全体の構成を熟知している必要がある。

  5. 再度テストプレイし、その修正が対象のバグに正しく対処しているか、ゲーム本来の仕様に順応しているか、その修正によって2次的な誤作動が生じていないかを確認する。

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